買い物袋を腕に掛けてるだけで掛けてた部分が蕁麻疹のようになり、
かゆみも伴い、
買い物袋だけではなくなにかに長時間ふれてるとそのふれてる部分がかゆくなって悩んでいる方へ。

触れたところだけがミミズ腫れになることを、「機械的じんましん」と呼びます。物理的じんましんや接触性じんましんとも呼ばれています。
これは真皮の血管周辺にある肥満細胞が刺激を受けることで、その細胞壁からヒスタミンという物質が遊離されるためです。
ヒスタミンが毛細血管に作用して、血管の壁が物質を通しやすくなる透過性を高めていきます。その結果、血管から周囲の組織へ血漿が染み出て、赤みを帯びた膨らみが発症します。


皮膚科では、塗り薬と飲み薬で対応し、生活リズムを整えてもらいます。
相談薬局では、塗り薬と飲み薬で対策するか、漢方薬を用いて体質改善が必要かお話しをうかがい決めていきます。
例:ステロイド塗り薬、抗ヒスタミン飲み薬、タウロミン漢方薬

人に触れてもうつることはありません。

Q1 症状が良くなったら薬はすぐに止めていいの?
A1 見た目には症状が消えていても、実は症状が持続していることがあります。決して自分の判断でお薬を止めず、まずは薬剤師に相談しましょう。
Q2 「かきむしり」は悪いの?
A2 蕁麻疹は強いかゆみを伴います。かくと一時的にかゆみが軽減しますが、かきむしりによって、しばしば蕁麻疹の範囲が広がりかゆみが増強します。現在、蕁麻疹にあまりお勧めできる塗り薬はありませんが、かゆいときは冷やすなどの処置も有効です。人によっては、かきむしることにより皮膚を傷つけたり、新たに湿疹を生じることもあります。
Q3 日常の生活で気をつけないといけないことは?
A3 服の刺激が原因と考えられる場合は、木綿製などの生地が柔らかくゆったりした服装にしましょう。汗が原因と考えられる場合は、激しい運動は控え、発汗を促すような刺激物の摂取は避けましょう。
Q4 どんな時には一度診察をうけるべきですか?
A4 ゼーゼーと息苦しそうな時。お腹を痛がる時。ぐったりとしている時。には診察をお受けください。